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クッションフロアの特徴と選び方

2023年01月19日

お役立ち情報・コラム

塩化ビニルを用いた床材。耐水性に優れ、汚れに強く掃除しやすい

一般的な住宅の床材の主流は木質系のフローリング。一戸建てでもマンションでも広く用いられていますね。
でもキッチンや洗面脱衣室、トイレなど水まわりには、クッションフロアを取り入れるケースも多いのではないでしょうか。

クッションフロアとは、CF(シート)と呼ばれる、塩化ビニルを用いた長尺シート状の床材のこと。ビニールの表面材にクッション材が裏打ちされているので適度な弾力性があり、足腰が疲れにくいのが特徴です。表面がビニールなので、耐水性に優れ、汚れにも強いく、お手入れが簡単なのも大きなメリットでしょう。

比較的安価で、施工も簡単

住宅用のクッションフロアは、幅182センチ程度(メーターモジュール用の200センチのタイプもあります)。
厚みは、1.5ミリ程度から3.5ミリ程度のものまでみられ、遮音機能を持たせたより厚いタイプもあります。厚みによって、歩行感や衝撃吸収性、保温効果などが異なるので、使用する空間に合わせて選ぶようにしましょう。

クッションフロアはシート状となっているので、使用するスペースに合わせて自由にカットすることが可能。接着剤で張り付けるなど、比較的簡単に施工することができるので、制限の多いリフォーム時に用いるケースも多くみられます。

また、ハサミやカッターでカットできるなど扱いやすいので、DIYでの張り替えにも向いている素材です。ホームセンターやネットショップなどでも、手軽に購入することができるのも魅力でしょう。

防カビや消臭など、機能性を高めたタイプ

最近では、汚れが付きにくく落としやすい防汚加工を施したり、UV樹脂コーティングなどで耐久性を高めたもの、カビの発生や繁殖を防ぐ加工を施したタイプ、細菌の増殖を抑える抗菌や消臭機能を持つもの、床暖房に対応した商品など、機能性を高めたタイプも揃っています。

水まわりだけでなく、弾力性があり、掃除がしやすいクッションフロアは、介護が必要な高齢者がいらっしゃるご家庭で使い勝手がいいケースも。また、屋内でペットを飼育する場合の床材としても適しています。ペットの足音が下階に響きにくいもの、臭いを抑えるもの、キズが付きにくい、すべりにくいなどの特徴を 持つペット用に開発された商品もあります。

凹みや熱に注意

クッションフロアはクッション性があるので、置くものによっては凹みや跡ができてしまうことがあります。
熱に弱いという面にも注意が必要です。また、べたつき感をおさえたタイプもみられますが、ビニールの表面の足触りは好みが分かれるところでしょう。

素材や商品によっても異なりますが、一般的な木質フローリングなどと比べると、その素材感や風合い、耐久性に差があることは否めません。

バリエーションが豊富

メーカーから提案されているクッションフロアは、商品バリエーションも豊富で、さまざまな色や柄が揃っています。

無地調のものはもちろん、メイプルやオーク、ウォルナットなどの木目を模したものや、大理石や御影石などを模したのも、タイルや幾何学模様などのデザインも。レトロでアンティークな雰囲気や北欧デザインなどのパターンを取り入れたタイプもみられるようになりました。

表面の加工によっても表情は異なり、表面に細かい凸凹を付けたエンボス加工、マットで滑らかな質感を施したものタイプもあります。

大きなサンプルでデザインや素材感を確認して

カタログや小さなサンプルでは、ビニール特有の質感や色味、デザインパターンの大きさなどが分からないこともあります。なるべく大きなサンプルでイメージするといいですね。

他の床材と同様に、壁や天井材とのコーディネート、キッチンや洗面化粧台など設置する設備機器との組み合わせにも配慮するようにしましょう。

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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