ヒートショックへの対策
2022年11月17日
お役立ち情報・コラム
皆さまは“ヒートショック”という症状をご存知ですか?
今回はこの寒い冬を健康的に乗り切るための対策についてお話させて頂きたいと思います。
“ヒートショック”とは「急激な温度変化で身体がダメージを受けること。」を指します。
大きな気温の変化によって血圧が急激に上昇し、血管や心臓の疾患が起こります。
具体的に冬場におけるお風呂でのヒートショックが代表的です。
血圧の乱れに伴って、心筋梗塞、脳梗塞、脳内出血、大動脈解離など病気が起こるので油断できません。
ヒートショックに関連して亡くなってしまう方は交通事故での死亡者より多いというデータもあります。
特に高齢者の方は注意が必要です。
なぜヒートショックは起こってしまうのか
その原因は家の中の温度差にあります。
真冬に暖かい部屋から寒い浴室やトイレに入った際などは要注意です⚠️
では、温度差を少なくするにはどうすればいいのでしょうか?
それはおうち全体を暖めることが大事になってきます。
リビングだけでなく廊下やおトイレなど住宅内全体を暖め、部屋間の温度差を少なくすることが重要です。
断熱工事を行い室内の温度が外の気温の影響を受けにくくする方法がおすすめです。
そこで各場所でどんな対策が効果的なのかご紹介させて頂きたいと思います🙂
《廊下》
廊下にも床暖房を入れることで温度差を少なくすることができます。床暖房が入れられない場合は電気カーペットを敷くことも効果的です。
更に床とカーペットの間にアルミ遮断シートを敷くと、より床冷え対策になります。
《トイレ》
トイレに暖房を設置することで温度差を抑えられます。その際はセラミックファンヒーターのような速暖性のあるものがおすすめですよ。
人感センサー付きのものなどもあります。便座には暖房便座を使用するのも良いですね🙂
《浴室・洗面脱衣所》
浴室と洗面脱衣所は最も注意したい場所です。
浴室暖房機や洗面所暖房設置で空間を暖めることが理想的です。
床や壁は樹脂など断熱性の高い素材を使用することがおすすめです。万が一のめまいなどに備えて手摺を付けると安心です👍✨
すぐ取り入れられる対策はシャワーを使って浴槽にお湯をためたり、浴槽のふたを開けておくことです。
ヒートショックのリスクは高齢者だけではありません。若い年齢で注意は必要です。
ヒートショックのリスクが低い住宅とは高い断熱性によっておうち全体が暖かく保たれ、部屋間の温度差が少ない住宅です。
リフォームされる際は、ヒートショック対策も併せてご検討されてみてはいかがでしょうか。
ぜひ皆さんの健康のお手伝いをさせて頂けたら幸いです😊💖✨
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士