ユニットバスリフォームの費用と注意点
2023年06月15日
お役立ち情報・コラム
ユニットバスのリフォームって具体的にどれくらい費用がかかる?悩まれていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ユニットバスのリフォームをする際、費用・注意点などを把握しておく必要があります。そうすることで、失敗しないユニットバスリフォームを行うことが出来ます。
ユニットバスのリフォーム費用はユニットバスのグレードや現在のお風呂の状態、オプションの内容など様々な要素によって変わります。注意点は特に浴室や浴槽のサイズなどに気を付けることです。
この記事では、ユニットバスリフォームの費用、事例、注意点をパターンごとに説明します。
ユニットバスのリフォーム費用
ユニットバスのリフォーム費用は下記の2パターンに分かれます。
- 在来浴室からユニットバスへリフォーム
- ユニットバスから新しいユニットバスへリフォーム
こちらは費用について説明するために、大切な情報になります。
ユニットバスと在来浴室の違い
お風呂には主に在来浴室とユニットバスという2種類があります。在来浴室は昔ながらの、ユニットバスは壁やシャワー、浴槽などがセットになっているお風呂です。
在来浴室からユニットバスへリフォームする費用
ユニットバスへリフォームする費用は、60万~120万円です。費用は、今のお風呂が在来浴室の場合以下の2つの要素次第で大きく変動します。
- 完成形となるユニットバスのグレード
- 下地補修の有無
ユニットバスのグレードや下地補修の有無によるリフォーム費用の変動をまとめると、以下の通りになります。浴室リフォームの際に下地補修が必要な場合、5~15万円ほど追加費用がかかります。
これは、在来浴室ではタイルのひび割れから水が浸入しやすく、浴室下の土台や洗面所の床が腐っているケースが多いためです。築年数が20年以上経っており、その間浴室のリフォームを行っていなければ下地補修は必須といえる程重要です。
在来浴室の2~3割は下地補修の必要が生じています。そのため、追加工事の可能性があることも見込んで予算を組む事が大切です。
ユニットバスから新しいユニットバスへリフォームする費用
ユニットバスへリフォームする費用は、56万~130万円です。
今のお風呂がユニットバスの場合、リフォーム費用はユニットバス本体の商品代とその工事費で構成されます。
そして、下記の2つの要素によって変動します。
- 完成形となるユニットバスのグレード
- 完成形となるユニットバスの大きさ
ユニットバスのグレードやサイズごとのリフォーム費用は、以下のようになります。賃貸物件で多くみられるローグレードのユニットバスなら、リフォーム費用は60~70万円程度になります。
一方、ミドルグレードのユニットバスなら70~80万円程、最上級のハイグレードを選べば100万円前後がかかると考えて予算を組みましょう。
サイズはマンションであれば0.75坪タイプが大半で、戸建ては0.75坪か1.0坪タイプが多いです。
大きすぎると浴室全体が冷えやすく、狭すぎても快適なお風呂になりませんのでサイズの検討は慎重に行いましょう。
主なオプション機能の費用
オプションはユニットバスリフォームの際に同時に行うことをおすすめします。
オプションだけの工事を行うと、部品扱いとなるので商品代が高くなり、さらに工事費も別にかかるのでかなり高額な工事になってしまうためです。
概算のオプション費用相場費用を以下の表にまとめています。
オプション相場費用
オプション内容 | 費用相場 |
---|---|
追い炊き機能付き | 3~4万円 |
浴室換気暖房乾燥機付き | 3~4万円 |
残り湯利用機能付き | 3~4万円 |
三枚引き戸 | 7~9万円 |
手すり付き(一本) | 1本1万円 |
浴室スピーカー付き | 5~6万円 |
浴室TV付き | 12~14万円 |
ジェットバス付き | 12~14万円 |
給湯器交換 | 15~20万円 |
オプションをつける場合にはオプション費用を含んだ予算を考慮しましょう。特に、追い炊き機能や浴室換気暖房乾燥機は便利な機能なので、選択する方が多いオプションです。この2つのオプションをつけるなら、10~13万円程度の余分を見込んでおくとよいでしょう。
後悔しないための注意点
次に、後悔しないユニットバスのリフォームを行うための注意点を解説します。上記の通り、ユニットバスは価格やサイズ等様々な種類があります。
どのユニットバスを選ぶにしても、共通して気を付けなければならない事を紹介します。
浴室・浴槽のサイズを十分に検討すること
リフォームの際は浴室・浴槽のサイズを十分に検討しましょう。狭すぎると快適なお風呂にならず、広すぎても浴室が冷える可能性があるからです。
浴室のサイズ
ユニットバスにリフォームした際、場合によっては浴室の方が狭くなってしまうことがあります。ユニットバスは浴室の中でユニットバスの壁・床・天井を組み立てるため、その分厚みで狭くなります。
なので、自宅浴室のサイズの検討が重要になります。浴槽が広くても浴室全体とのサイズが合っていなければ、窮屈に感じるかもしれません。
大体の浴室のサイズを把握してから、浴槽の大きさを検討しましょう。
浴槽のサイズ
浴槽のサイズも十分に検討して、自分に合ったサイズを選びましょう。浴槽のサイズはお風呂の快適さに直結するからです。ユニットバスのサイズが、”1216” ”1616” などと表記されているのを見たことがないでしょうか。
この数字は、ユニットバスの内径寸法の(1)短辺×(2)長辺の上2桁でサイズを表しています。例えば、100㎝×140㎝であれば、1014というサイズ表記になります。
もしも足を伸ばしてお風呂に入りたければ、1616サイズ以上のものが望ましいです。
介護が必要な方や親子での入浴を考えていれば、さらに広い大きさにすることも検討しておきましょう。
場合によりオプション機能の追加を
お風呂のリフォームには様々なオプション機能があります。もし必要であれば、オプションを追加するということも考えておいてください。
自分に合った機能を追加すれば、さらに快適なユニットバスへとリフォームすることが出来るからです。
例えば、ご高齢の方のお家であれば手すりを追加したり寒い浴室が嫌なら暖房をつけたり、こだわりがあれば肩湯やジャグジーを追加したりと様々な要望に合わせた機能がそろっています。
オプションは後から付け足すよりも浴室のリフォームと同時にやってしまえば単価が安くなります。そのため、オプション機能の追加を考えている方はリフォームと同時期に工事をすることを視野に入れておきましょう。
ユニットバスリフォームは機能性やデザイン性から需要も高まっています。その分たくさんのリフォームの種類がありますので、記事を読んで自分に必要なユニットバスリフォームや費用などをしっかりと把握しましょう。
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士