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住宅の空気環境

2023年04月13日

お役立ち情報・コラム

住宅の高気密化や大気汚染、新型コロナウイルスの流行などによって、空気環境について考えたり、心配する機会が増えていますね。
そこで、住まいをの空気環境を良くするためにできることについてお伝えします。

室内の「空気環境」

室内にはほこりや微生物、化学物質、人の生活によって発生する水蒸気や一酸化炭素、二酸化炭素など空気の汚れの原因となるさまざまなものが浮遊しています。
これらの物質は、たとえ微量であっても人体に影響が出るものもあり、それぞれの含有量が増え一定の数値を超えると「空気が汚れた」状態になります。
空気の汚れは以下のような症状の原因となります。

  • シックハウス症候群
  • アトピー
  • 花粉症
  • ウイルス性疾患
  • ぜんそく
  • アレルギー

等です。
また、結露やカビなどの原因にも繋がり、建物にも悪い影響を与えます。室内の空気環境を整えることは、家と家族の健康のために大切なことです。

空気環境をきれいにする方法

家づくりの段階で、空気環境をきれいにするためにできることとして、以下のことが挙げられます。

建材選び

家や家具に使われている建材に使用される接着剤や、塗料などに含まれる「ホルムアルデヒド」等の有害物質、防腐剤から発生する「揮発性有機化合物」は、シックハウス症候群の原因になるとされています。

住宅や家具に使われる内装材は、ホルムアルデヒドの発散量が極めて少ないF☆☆☆☆(フォースター)相当以上の建材を使う事をおすすめします。もしF☆☆☆☆相当以下のホルムアルデヒドを発散する建材を使用する場合は、面積を制限して安全に配慮しましょう。

計画換気

室内の汚染物質や湿気を室外に出し、新鮮な空気を取り入れるために、計画的な換気は必要不可欠。
換気設備と給気設備を計画的に設置し、室内の空気を常に循環させ、「2時間に1回は家全体の空気を入れ替える」24時間換気を行います。
24時間換気を行うことで、シックハウス症候群対策や室内の汚染物質の除去だけでなく、エアコンなどの空調を行った際のエネルギーロスを削減することができます。

住宅の24時間換気では、「第1種換気」と「第3種換気」が用いられます。

「第1種換気」とは、給気と排気両方に機械(ファン)を使って、強制的に給気・排気を行う方法です。
「第3種換気」とは、給気は給気口を設置して自然に行い、排気を機械(ファン)で強制的に行う方法です。
住まいの構造や冷暖房の方法、予算などに応じて適した換気方法を選べるといいですね。

給気口のフィルター

24時間換気を「第3種換気」で行う場合、給気口にはフィルターが設けられます。
24時間換気の給気口は、常に室内に室外の新鮮な空気を取り込んでいます。

室外に浮遊しているほこりをカットするだけのものから、高性能なPM2.5や花粉、排気ガスなどの有害物質や汚染物質をカットするフィルターもでていますので、必要に応じて設置できるといいですね。
住み始めてからは、少なくとも年に1回は給気フィルターを取り替えるようにしましょう。

空気環境を改善して健やかな生活を送れると良いですね。

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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