床下の湿気・シロアリ対策
2025年08月06日
お役立ち情報・コラム
目に見えない場所、放置していませんか?
床下の環境は、住まいの寿命を左右する重要ポイント。
見えにくい場所だからこそ、「気づいたときには手遅れ…」というケースも少なくありません。
特に多いのが以下の2つのトラブルです。
①湿気による木材の腐食・カビ
日本の気候は高温多湿。床下には、外気との温度差・雨水の侵入・水漏れなどが原因で湿気がこもりがちです。
湿気が多い状態が続くと…
- 床がぶかぶかする
- カビ臭がする
- アレルギー・喘息の原因に
- 木材が腐食し、建物の強度低下につながる
などの被害が発生することも。
②シロアリによる被害
シロアリは、湿気の多い場所を好んで棲みつきます。
木材を内部から食い荒らすため、外から見ただけでは分かりにくいのが特徴。
放置すると…
- 柱や土台がスカスカに
- 家全体の耐震性が低下
- 修復に高額な費用がかかるケースも
予防と対策のポイント
✅ 定期的な床下点検
→ 専門業者による目視点検・湿度測定・通気確認などが有効です。
✅ 床下の通気を改善
→ 通風口の確保、換気口の拡張などで湿気がこもらない構造に。
✅ 調湿材・防蟻処理
→ 現在は、自然素材系の調湿材や人と環境に優しい薬剤も増えています。
✅ 水漏れチェック
→ キッチン・洗面台・給湯配管の漏水は床下に直結します。
こんな症状があれば要注意!
- 床が沈む・軋む
- カビっぽいにおいがする
- 羽アリが家の中にいたことがある
- 家の築年数が15年以上(未点検)
早めの点検・対策が、被害の予防&費用の節約につながります。
リフォームと一緒にできる床下対策もおすすめ!
たとえば…
- キッチン交換と同時に、床下の水漏れチェック
- 畳→フローリング張り替え時に、断熱材&防蟻処理
- 外壁塗装時に、基礎や床下の点検をセットに
→ 工事のタイミングで「まとめてチェック」がおすすめです。
目に見えないからこそ、定期点検を
床下は普段見えない場所ですが、住まいの土台とも言える大切な部分。
湿気とシロアリ対策は、家を長持ちさせる“保険”のような存在です。
「そういえば、点検したことないかも…」
という方は、この機会にぜひ一度、チェックを!
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士