床材リフォームのタイミング
2025年01月15日
お役立ち情報・コラム
歩いてた時に床にへこみや沈み、きしみなどを感じた場合は床リフォームのタイミングです。また、目に見える傷や痛みが目立つようになった、と感じた時も床張り替えを検討する時期だといえます。お住まいの気候条件やお手入れ状況にもよりますが、これらの症状がでるのは、平均10年前後です。
床をリフォームするタイミングは?
汚れや傷、床のきしみや変色を感じたらリフォームのタイミングです。
家具を引きずったり物を落としたり、生活している中でついてしまうキズはたくさんあります。
ペットと一緒に暮らしてるご家庭でしたら、爪などによる傷などもありますよね。
フローリングは基本的に水分に弱く、ぬれた雑巾でふき掃除をした場合でさえ、その水分が劣化の原因になることがあります。特に、キッチンやトイレ、洗面室など水を多く使う場所の周辺では水分による劣化がより多く見られます。築年数が経ってからのきしみは床材の腐食やシロアリ被害が気になります。気になった段階で点検を行うのもおすすめします。
床リフォームの方法
張り替え工法
張り替え工法とは、既存の床材を剥がして新しく貼り直す方法です。
床材をすべて剥がすことにより、下地の状態も確認できるというメリットがあります。
長年経った住宅の場合は床の下地が痛んでいることが多いので、場合によっては床の補修ができます。
また、床の高さも変わりません。
デメリットとしては全面張り替えになるため工期が長くなることと、重ね貼り工法に比べて費用もかかります。
重ね貼り工法
重ね貼り工法とは、既存の床材の上に専用の接着剤やノリなどを用いて、新しい床材を貼り付ける方法です。
ただし、既存の床材が腐食や軋み、沈みなどの劣化をしていないことが前提です。
工期が短く、費用が抑えられ、床材を重ねることで、床そのものの強度も増します。
重ね貼りでは下地材の確認ができません。床のきしみや沈みは下地材に問題が隠れている場合が多くあります。
のため重ね貼りは、「傷やはがれが目立つ」といった見た目に理由があるリフォームにおすすめする施工方法です。これまでより床に厚みがプラスされますので、ドアや引き出しの開閉がしにくくなった、といった弊害が生じる場合があるので注意が必要です。
床材の種類とそれぞれの特徴
フローリング(木材)
ローリングは、耐久性が高く、木のナチュラルな風合いが魅力です。
フローリングには、複合フローリングと無垢フローリングがあります。
複合フローリング
複合(合板)フローリングとは、合板や集成材などの表面に化粧材を貼った床材です。
お手入れも簡単で費用が抑えられるメリットがあります。
カラーやデザインも豊富で、遮音タイプや衝撃に強いタイプ、アレルギー対応のものなど、さまざまな性能の製品も登場し、用途やライフスタイルによって選びやすくなっています。
デメリットは、経年劣化や傷ついたときに化粧板がはがれ、下の層の合板が見えてしまうことがあります。
無垢材のように削って補修することもできません。
無垢フローリング
無垢フローリングは天然木の一枚板をそのまま加工し、床材として活用したものです。
サラッとした天然木ならではの柔らかさとあたたかさがあり、無垢材ならではの心地よさを感じます。
無垢フローリングは、空気を多く含むため、断熱性や保温性が高く、
空気中の水分を吸放出し、一定に保つ調湿機能にも優れています。
そのため、湿度の高い夏や乾燥しがちな冬も心地良く快適に過ごせます。
自然素材のため天候や湿度によって影響されやすく、湿気が多いと膨張して反り返ったり、乾燥による収縮で隙間が空いてしまう場合があり、傷や汚れが付きやすいため、コストが割高になるデメリットがあります。
クッションフロア
クッションフロアは、1.8~3.5mmほどの厚さでクッション性をもたせた、塩化ビニル製のシート状の床材です。
防水性が高く、クッション性があるためケガをしにくい、コストパフォーマンスに優れた素材です。
トイレや洗面所といった水回りで多く用いられています。
模様は表面にプリントしたビニル製のため、安っぽく見えてしまう場合や、凹みや変色が生じやすいといったデメリットがあります。
畳
夏は涼しく冬は暖かく、湿度も調整することができるため、日本の気候にぴったりの床材だといえます。
直接座ったり寝転んでも身体が痛くなりにくく、い草特有の香りでリラックスしながらのんびり過ごせるため、客間や寝室に用いられる場合が多くあります。
一方で、日焼けによって変色したり、湿気が多いとカビが発生しやすいデメリットがあります。
カーペット
カーペットは吸音性・保温性に優れています。部屋に敷けば階下や隣の部屋へ音が響くことも少なくなるため、子供部屋やご高齢のご家庭のお家におすすめです。
デメリットとしては、飲み物や食べ物をこぼしたときの掃除がしにくいことや、織物のためホコリや髪の毛などが溜まりやすいのでこまめな掃除が必要です。
フロアタイル
フロアタイルは塩ビ素材でできたタイルです。
耐久性や耐水性が高く、土足で使用できるため、店舗の床材として使用されていることもあります。
汚れたり傷がついたりした場合、その部分だけタイルを取り替えれば良いため、メンテナンスのしやすさもフロアタイルの魅力のひとつです。
まとめ
床材の劣化が目立つようになるのは、約10年前後です。
家庭のライフスタイルあわせてリフォーム時に、機能性とデザイン性を考慮して床材を選ぶことをお勧めします。
住まいる工務店では、幅広いサービスと実績が豊富です。
どんな床材がいいのかわからないなど、お気軽にご相談下さい✨
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士