水まわりのメーカー選び
2023年04月20日
お役立ち情報・コラム
リフォームでの水回り選び、キッチンやトイレ、お風呂、洗面所、様々な設備が選択可能です。
新しい機能も充実しているので、目移りしてしまう。けれど、価格も選び方もわからないという、迷いや不安があるのではないでしょうか。
そこでこちらでは、参考になる選び方をご紹介します。
プロの意見を聞いて参考にする
希望を伝えて、担当者に聞いてみて下さい。
住まいる工務店は、お客様のニーズに合わせて「こんな用途のキッチンのお勧めはこのメーカー。」「こんな用途のトイレならこのメーカー。」と言うような経験と実績による豊富な情報がございます。
「どんなメーカーがお薦め?」や「どうしてそのメーカーを推薦するの?」の理由まで、お気軽に聞いてみてください。
トイレリフォーム:TOTOとLIXILの比較
例えば、トイレのリフォームで、TOTOとLIXILのどちらのトイレ便器に交換するか決められなくて困っていませんか?
TOTOもLIXILも大きなシェアを持っている大手メーカーなので、機能や性能も色々あって迷ってしまいますよね。
とはいえ、両社のトイレを細かく比べてみると「私はこっちの方があってそう!」とあなたにあったトイレを見つけることができます。
そこで今回は、TOTOとLIXILのトイレ便器どちらにリフォームしようか迷っている人に向けてTOTOとLIXILのおすすめポイントなどを比較しながらご紹介したいと思います。
比較といっても、どこを比較したらいいのか分からないという人も多いですよね。
基本的にトイレについて比較をする際は、下記のポイントを比較することでそれぞれの良いところ・悪いところがわかるようになります。
トイレの掃除のしやすさをTOTOとLIXILで比較
トイレの掃除のしやすさは、トイレ選びのポイントの中でも多くの人が重視しているポイントです。
そこで、まずはTOTOとLIXILで掃除のしやすさを比較してみたいと思います。
下記にトイレリフォームで「掃除のしやすさ」を重視した人がよくチェックしている項目とその項目に対してTOTOとLIXILがどんな機能を用意しているのか比較できるようにまとめてみました。
比較ポイント | TOTO | LIXIL |
---|---|---|
便座と便器の隙間 | 手動でリフトアップ | 電動でリフトアップ |
便器内の汚れ | セフィオンテクトで汚れがつきにくく、落としやすい。 | アクアセラミックで、黒ずみ・水アカに強い。100年新品の輝きが続く。 |
便器のフチの裏側 | フチレス形状でお掃除シートで掃除可能。 | スマートフチ形状とフチレス形状でお掃除シートで掃除可能。 |
ウォシュレットノズル | 除菌水で毎回除菌掃除。 | ノズルの先端脱着で丸洗い可能。 |
尿ハネ | 特になし。 | 泡クッション。 |
TOTOのトイレの掃除のしやすさ
TOTOの場合、便座のリフトアップは手動で男性の尿ハネを軽減するための機能などは特についていないため掃除面ではLIXILに少し負けている気がしますね。
しかし、ウォシュレットノズルの掃除についてはTOTO独自の「きれい除菌水」を使ってノズルを掃除してくれる機能がついています。
定期的な掃除をするまでの間も、ウォシュレットノズルをきれいに保てるというのはウォシュレット好きには非常にうれしい機能ですよね。
LIXILのトイレの掃除のしやすさ
LIXILのトイレの場合は、便座の電動リフトアップや尿ハネを抑える泡クッション、ノズルの丸ごと洗浄が可能になるノズル先端脱着機能など徹底的に掃除をしたい人にうれしい機能がついています。
電動や尿ハネ対策など、トイレを「より楽に徹底的にきれいにしたい」という人向けの機能がLIXILのトイレにはついています。
トイレの注目機能をTOTOとLIXILで比較
TOTOとLIXILに限らず、トイレメーカーでは年々トイレの高機能・多機能化が進んでいます。
そのため、メーカーごとに独自の機能というのもでてきました。
このメーカー独自の機能を見ていると、各メーカーのトイレがどういったことを重視しているのかが分かるようになりますのでTOTOとLIXILについても注目の独自機能をご紹介したいと思います。
TOTO | LIXIL | |
---|---|---|
注目の独自機能 | きれい除菌水による便器内洗浄。 | ※プラズマクラスターによる強力脱臭機能。 |
※プラズマクラスターは、シャープ株式会社の商標です。
TOTOの「きれい除菌水」って?
TOTOのきれい除菌水は、水道水を電気分解して作る除菌成分(次亜塩素酸)を含んでいる水です。
便器使用後の雑菌の繁殖を防いだり、他人が使った後のウォシュレットノズルもきれい除菌水を使って簡単に除菌することが可能です。
また、専用のカートリッジなどの交換が必要なく、普通の水道水から作られるのでコストがかからないというメリットがあります。
「維持コストをかけずにトイレをできる限りきれいに保ちたい」人におすすめの機能です。
LIXILの「強力脱臭機能」って?
LIXILのトイレの場合、強力な脱臭機能が注目ポイントです。LIXIL独自の技術というわけではありませんが、シャープのプラズマクラスターが搭載されたトイレはLIXILだけです。
トイレ使用後の臭いを便器内に止めて、便器内でプラズマクラスターを使って臭いの原因菌を除菌したり、トイレ空間に広がった臭いの原因菌も便器本体から出てくるプラズマクラスターで除菌することができます。
「トイレに入ったとき、便器を開けたときの臭いをどうにかしたい」と思っている人におすすめの機能です。
トイレの本体価格をTOTOとLIXILで比較
ここまで、見た目や機能についてご紹介してきましたが「価格」もトイレリフォームをする際には重要な判断ポイントになりますよね。
ただ、価格については選ぶ便器の種類によって大きく異なるためTOTOとLIXILで分けてご紹介したいと思います。
TOTOの主なトイレの価格
先に、TOTOの主なトイレの価格についてご紹介したいと思います。紹介する価格は、メーカーの小売希望価格で各機種の安いグレードの価格を表記しています。
ネオレストNX | ネオレストAH | ネオレストRH | GG | ピュアレストEX |
---|---|---|---|---|
61.6万円 | 34.4万円 | 34.4万円 | 23万円 | 28.7万円 |
LIXILの主なトイレの価格
次に、LIXILの主なトイレの価格についてご紹介したいと思います。紹介する価格は、メーカーの小売希望価格で各機種の安いグレードの価格を表記しています。
サティス | リフォレ | プレアス | アステオ | アメージュ |
---|---|---|---|---|
24.4万円 | 23.9万円 | 23万円 | 23.3万円 | 19.1万円 |
TOTOとLIXILの主なトイレの価格を表にしてみると、TOTOのネオレストなどはやはり高級品だと感じますね。
反対に、LIXILの方は全体的にお手ごろな値段設定になっています。
まとめ
例としてトイレリフォームの際に悩むTOTOとLIXILの便器の性能や値段などを比較して紹介しましたがいかがでしたか?
リフォームは床材や壁紙の張替えなどは勿論ですが、便器一つをとってもメーカーにより機能や価格がまったく異なる事がわかりますよね。
何度もリフォームができないからこそ、お使いになる方のご希望に沿った適切なメーカーをプロに聞いて決めることをおすすめいたします。
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士