屋根修理で利用できる補助金や助成金の種類と条件について解説
2021年09月10日
お役立ち情報・コラム
屋根は建物を保護するうえでも重要な部位となるため、工事費用も高額になってしまうケースが多いです。リフォーム工事のなかでも、とりわけ高額な部類になる屋根リフォームですが、適用条件のもとで火災保険を利用したり、補助金や助成金などを活用すれば工事にかかるコストを抑えることができます。
とはいうものの、
・どのような補助金があるの?
・補助金を受ける条件って?
・そもそもどこが補助金を出しているの?
など、さまざまな疑問点が浮かんできますよね。
そこで今回は、屋根の修理で活用できる「補助金や助成金の種類と条件」などを解説します。ご自身が受け取り条件を満たしている場合、積極的に補助金を活用して工事費用を抑えましょう。
屋根修理で利用できる補助金・助成金とは?
ひとくちに補助金といってもさまざまな種類があるため、まずは屋根修理に活用できる補助金を確認する必要があります。また受け取り条件や補助率なども変わってくるため、まずはどのような種類があるのか確認していきましょう。
ではここからは、より具体的な補助金・助成金の種類を解説します。
補助金・助成金の代表的な種類
屋根の修理で活用できる補助金には、大きく分けて以下の2つの種類があります。
・省エネルギー化(断熱)
・耐震化
省エネルギー化に関する補助金は、主に家庭用蓄電池の設置やLED照明の取り付け、屋根の断熱・遮熱改修工事など、環境配慮につながる工事に対して交付されるものです。
耐震化に関する補助金は、建物の耐震性を向上させる工事に対して交付される補助金です。耐震改修には、基礎・壁・接合部の補強工事の他、屋根の軽量化なども該当します。
補助金を受け取るための条件
補助金や助成金を実施しているのは「各地方自治体」になるため、詳細は各補助金の受取要件を確認する必要があります。
なお、比較的以下の3点は共通条件となっているケースが多いです。
・個人であること
・税金を滞納していないこと
・暴力団と関わりがないこと
補助金や助成金の予算は、市民の納めた税金によって実施されるものになるため、上記の条件は必須条件です。
補助金・助成金の費用相場例
では実際に、各自治体ではどのような補助金・助成金が実施されていて、どれくらいの費用が交付されているのか見ていきましょう。※ここで紹介する補助金などはあくまで一例となります。
自治体 | 事業名 | 補助率 |
---|---|---|
東京都 台東区 | 木造住宅等耐震改修工事等助成 | ・重点地域:3分の2(200万以内) ・その他地域:2分の1(150万以内) |
東京都 品川区 | 住宅改善工事助成事業 | ・個人住宅 工事費用の1/10、上限額20万円 ・集合住宅 工事費用の1/10、上限額100万円 |
東京都 八王子市 | 居住環境整備補助金(省エネルギー化改修工事) | 補助率20%(上限額15万円) |
屋根修理で利用できる補助金・助成金の確認方法と注意点
補助金や助成金を活用する場合、まずはお住まいのエリアで実施しているかどうかを確認する必要があります。とはいえ「どのように調べればいいのかわからない……」と悩んでしまっている方も多いのではないでしょうか。
そこでここからは、実施されている補助金や助成金の調べ方を解説します。合わせて、利用する際の注意点なども紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
各自治体で実施されている屋根修理の補助金や助成金の調べ方
まずはご自身が住んでいるエリアの自治体で、屋根修理に利用できる補助金・助成金が実施されているかどうかを確認しましょう。
確認する方法としては、一般社団法人「住宅リフォーム推進協議会」が運営している補助金・助成金検索サイト「地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト」がおすすめです。
このサイトでは、お住まいのエリア・制度内容などをチェックするだけで、実施されている補助金や助成金が一覧として抽出されます。数クリックで簡単に調べることができるため、どのような補助金があるのかチェックしてみましょう。
補助金を利用する際の注意点
補助金を活用する場合、以下の3点には特に注意するようにしましょう。
・工事業者の指定があるかどうか
・補助金の予算がまだ残っているか
・工事前に申請する
補助金を活用する場合、自治体によっては対象の工事業者が指定されているケースがあります。指定業者以外で工事をしてしまうと、補助金が受け取れない可能性もあるため注意しましょう。
屋根修理業者に見積りを依頼するときに合わせて確認しておくと安心です。見積依頼の際の注意点についても理解しておきましょう。
また、補助金には事業予算があらかじめ決められています。予算が消化され次第、受付も終了してしまうため、予算があるうちに申請するようにしてください。
なお補助金を活用する場合、申請前に工事着手してしまうと利用できなくなるため注意してください。
まとめ
屋根の修理をする際には、各自治体で実施している補助金・助成金などの事業をうまく活用すれば工事コストを抑えることができます。
自治体によって補助率などに違いはあるものの、数万円から数十万円、なかには100万円を超える補助率の自治体もあります。そのため、まずはご自身のエリアの自治体で、補助金・助成金が実施されているかどうか確認してみましょう。
さらに、住まいる工務店では、中間業者を挟まないため余分なマージンを省いた安価料金設定です。
コストを抑えたい場合は、お気軽にお問い合わせください。
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士