カーポート取付・カーポート交換の際に注意するべき5つのポイントと工事の流れ
2021年04月15日
お役立ち情報・コラム
戸建住宅で車を乗っている人であれば、やはりカーポートがあるのとないのでは大きく違います。
- 雨の日の乗り降りでも濡れない
- 鳥の糞が付かない
- 突然のヒョウが降っても車が凹まない
- 霜が付きづらくなる
などなど、カーポートのメリットを挙げるとキリがありませんね。
また雨ざらし状態で車を止めておくと、当然、車の痛むスピードも早くなる上に、日焼けして色落ちなどもしていってしまいます。
その点でもカーポートを設置しておくと、色落ちを防いで車のコンディションも良い状態を保つことができます。
しかしカーポートを取り付ける際には、いくつかの注意しなければならないポイントがあるのも事実です。
一度設置してしまうと自分で場所を移すこともできませんので、損しないためにも事前に覚えておくようにしましょう。
そこで今回は、「カーポートを取り付けする際に注意するポイントから費用相場」までを紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
カーポート取付で注意するべき5つのポイント
カーポートの取付は、事前の調査が全てと言っても過言ではありません。
そこでここでは、カーポートの取付をするにあたって注意しておくべき5つのポイントを、初めて工事をされる方にも分かりやすく解説していきます。
敷地の境界線【道路・隣地】
まずカーポートの取付で一番注意しなければならないポイントが、「敷地の境界」ということです。
敷地内ギリギリでカーポートの取付を行うと、屋根の位置が敷地を越境してしまうこともあります。
道路で越境してしまえば建築基準法違反にもなってしまいますし、隣地の場合は、積雪があった日の雪や雨なども越境してしまう為、トラブルの原因となってしまいます。
屋根の直下【軒下】
カーポートのトラブルで多いのが、積雪などがあった翌日などで、屋根から雪が落ちてしまいカーポートが破損してしまうというケースです。
カーポート自体はポリカーボネートパネルとなっているため、大屋根からまとまった雪が落ちてきたらすぐにお破損してしまいます。
そのため設置をする際には、大屋根などの軒下直下は避けるようにしなければなりません。
雨樋の取り付け位置
カーポートを取り付ける際には雨樋も設置することになりますが、樋の取り付け位置にも注意を払いましょう。
敷地ギリギリで設置したりすると、雨樋部分が越境してしまうこともあります。
また樋が詰まってしまい大雨が降ったりすると、雨が隣地へ流れ込んでいってしまうこともありますので、事前に樋の設置位置などにも気を配るようにしましょう。
高さと勾配
基本的な部分ではありますが、カーポートを設置するのであれば高さや勾配にも気を配る必要があります。
現在乗っている車の車高はもちろんですが、今後乗るかもしれない車の車高のことも考慮する必要があります。
車のドア開閉スペース
カーポート取り付け後のトラブルで多いのが、車のドアの開閉時に柱に接触してしまうというケースです。
カーポートは屋根が浮いているわけではないので、当然柱の設置が必要になってきます。そのため、車の乗り降りをするスペースや人が通るスペースなども考慮していかなければなりません。
いずれにせよ、敷地内ギリギリで設置をすると様々な弊害が出てくる可能性があるので、余裕を持った設置をするようにしましょう。
カーポートの取付が得意な業者の選び方
一見簡単に取り付けができそうなカーポートですが、実は色々なことに気を配り設置をしなければなりません。
そのため、設置にも慣れている業者さんを選んでいくことが重要になりますので、ここでは「カーポートの取付が得意な業者の選び方」についてご紹介します。
複数の業者に相見積もりをする
最近では施工業者も非常に多くなってきましたが、施工価格というのはマチマチです。
従来の適正価格というのも、1社だけを見ていては判断することができませんので、複数の業者に見積もりをとって費用を比較してみましょう。
また費用の他にも、業者からの提案なども比較することができますので、まずは相見積もりをとることをおすすめします。
施工実績の多さ
次に業者を選ぶ際のポイントとなるのが、施工実績の多さです。
施工実績というのは、業者選びをする際には非常に重要で、事例・実績のない業者が施工を行うと、トラブルが出てしまう可能性があります。
より実績の多い業者を選ぶことで、トラブルを減らすことができます。
保証とアフターサービスの有無
カーポートの設置にはメーカー保証というのが存在します。
保証があれば取り付け後にカーポートの不具合があっても、保証期間中であればメンテナンスを行ってもらえます。
何かしら不具合が発生することもありますので、保証やアフターフォローの有無は確認するようにしてください。
カーポートの取付・設置にかかる費用相場
カーポートはメーカーや大きさ・タイプによっても費用というのは変動していきます。
そのため、大まかでも概ねの相場を知っておくと、工事の予算決めもしやすくないますので、ここでは代表的なタイプを例にご紹介します。
ベーシックタイプ
カーポートの中でも最も多いのが、ベーシックタイプになります。
比較的費用も抑えられるタイプになりますので、あまり費用をかけずに設置をしたい人におすすめです。
1台 | 2台 | 3台 | |
---|---|---|---|
費用相場 | 15~30万 | 30~50万 | 50~80万 |
積雪対応タイプ
通常タイプとは違い、積雪量の多い地域では強度も高い積雪対応タイプを設置する必要があります。
なお雪の重みにも耐えられる強度となっているため、通常タイプよりは高額になります。
1台 | 2台 | 3台 | |
---|---|---|---|
費用相場 | 30~70万 | 60~100万 | 100~150万 |
ハイスペックタイプ
非常におしゃれでデザイン性も良いのが、ハイスペックタイプのカーポートです。
安価なポリカーボネート屋根ではなく、鋼板屋根などが多く、照明付きなどオプション関連も充実しています。
ただしその分工事内容も多くなっていくため、費用も高額になっていく傾向にあります。
1台 | 2台 | 3台 | |
---|---|---|---|
費用相場 | 50~100万/td> | 100~250万/td> | 200~300万 |
カーポート取付の流れ
最後に実際にカーポートを設置していく流れについて解説をします。
カーポートの種類によっても作業工程が増えてしまうこともありますが、代表的な作業工程をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
基礎・柱工事
実際にカーポートを取り付けする位置決めを行った後、柱取付部分の堀方作業を行います。
一般地域で概ね55cm程度の基礎穴を掘った後に、柱を垂直に取り付けしていきます。周りにコンクリート打設をしていきますので、設置後は2日以上の乾燥養生期間が必要になってきます。※時期や季節によっても養生期間は変動します。
カーポート取り付け・設置
基礎がきちんと固まった状態になったら、いよいよカーポートの取付作業を行います。
基本的には梁や枠・アーチなどの取付を行った後に、ポリカーボネートの屋根材を設置していきますが、ハイスペックモデルなどは電気工事や屋根板金工事などが増えてしまう場合があります。
カーポート・ガレージ工事一覧
まとめ
最近では安価なモデルからデザイン性も良いハイスペックタイプまで、カーポートの種類も豊富になってきました。
カーポートを設置することで車が直接、紫外線や雨風にさらされる事がなくなるため、愛車もキレイに保つことができますので、おすすめの工事です。
カーポート工事などのお家のお悩み事なら住まいる工務店にお任せください。
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この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士