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屋根の葺き替え工事の費用相場とおすすめの時期を紹介

2021年05月02日

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屋根の葺き替え工事の費用相場とおすすめの時期を紹介

リフォーム工事のなかでも、費用が多くかかってしまう工事といえば屋根工事です。

しかし屋根のリフォームというのは、快適に暮らしていくうえで非常に重要な工事でもあります。

特に室内のように毎日見られる部位でもないため、知らない内に劣化が進んでしまい、気付いた頃には雨漏れが起きてしまっていたということも多いです。

そんな重要な工事内容でもある屋根工事になりますが、金額もそれなりにかかってくる工事内容なので、失敗しないためにも事前にきちんと知識を入れておくほうがいいです。

そこで今回は、屋根の葺き替え工事にかかってくる費用と、適切な時期について解説していきます。

これから屋根の葺き替えを検討している方は、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね!

屋根葺き替えとは?

屋根の葺き替え工事とは、部分的な補修工事などではなく屋根全体を新しい屋根に変更していく工事です。

現状の屋根を取り払ったうえで、新しい屋根を作り込んでいくため、屋根の重量も重くならないというのがメリットの工事内容です。

なお屋根工事には全面張り替えをおこなう葺き替え工事以外にも、カバールーフ工事という施工法も存在します。

どちらもメリットとデメリットがある工事内容にはなりますので、具体的に何が違うのか?を次で解説をします。

屋根葺き替え工事とカバー工法の違い

屋根工事には大きく分けると、葺き替え工事とカバールーフ工事の2種類の施工方法が存在します。

葺き替え工事 カバールーフ工事
特徴 現在の屋根を撤去して、新しい屋根を作り込む工事 現在の屋根の上に新しい屋根を作り込む工事
メリット ・屋根が重くならない

・安全性の向上

・コストを抑えられる
デメリット ・撤去・産廃費用が別途かかってしまう ・屋根が重くなる

それぞれに特徴がありますが、葺き替え工事最大のメリットといえば、屋根が重くならないということです。

家の耐震性を挙げるには躯体などの耐震補強が大前提ではあるものの、屋根の重量が重いと地震には弱いとされています。

カバールーフ工事の場合、現状の屋根の上に新しい屋根を葺いていく工事になりますので、自ずと屋根の重量は重くなってしまいます。

なので、屋根の軽量化を考えているのであれば、葺き替え工事がいいといえます。

代表的な屋根材の種類

一昔前の屋根材といえば瓦屋根が主流ではありましたが、現在は一口に屋根といっても、さまざまな種類の屋根材が存在します。

当然ではありますが、種類によっても形状や特徴・耐久性なども変わってきますので、自分の要望にあった屋根材を選択するようにしましょう。

スレート屋根材

最近の屋根材のなかでもっとも普及している種類といえば、スレート系の屋根材です。

代表的なスレート屋根でいうと、

  • 天然スレート
  • 平板スレート
  • 厚型スレート
  • 波型スレート

などが存在しますが、一般的な戸建て住宅でよく利用されているスレート材は「天然スレート」と「平板スレート」になります。

特に平板スレートに関しては最も普及しており、代表的な商品ではケイミューから発売されている「コロニアル」や「カラーベスト」などがこれにあたります。

金属系の屋根材

屋根の軽量化が進むにつれて普及していった屋根材が、金属系の屋根材です。

  • トタン
  • ガルバリウム鋼鈑
  • ジンカリウム鋼板
  • エスジーエル鋼板

などがあり、年々耐久性なども向上していっています。

最近では、金属屋根の裏側に断熱材が吹き付けられているタイプも発売されていて、金属屋根でも断熱性が高いものもあります。

また、ガルバリウム鋼板をベースにさらに耐食性が向上しているエスジーエル鋼板などは、金属屋根にありがちな錆にも強い素材となっています。

アスファルトシングル

防水性も高いうえに洋風の可愛らしいデザインが人気な屋根材といえば、アスファルトシングルの屋根材になります。

見た目はもちろんのこと、屋根材自体が非常に薄くて軽量なのも特徴です。

またアスファルトシングル材は表面に天然石が吹付けられているため、意匠性がいいということと、雨が降ったときの雨音も軽減されています。

最近では屋根材表面に光触媒がコーティングされていて、汚れにも強いタイプなども発売されています。

各種瓦材【陶器・セメント・いぶし】

昔からある屋根材といえば、瓦屋根ですよね。

  • 陶器瓦
  • セメント瓦
  • いぶし瓦

など多くの瓦屋根が存在します。

また最近では瓦屋根の弱点でもある「重量」が軽量化された、「樹脂混入繊維補強軽量セメント瓦」なども発売がされています。

具体的にはケイミューから発売されている「ROOGA(ルーガ)」などになります。

和瓦特有の重厚感があるうえに軽量化された屋根材になるので、古い町並みの京都などでもよく使われている屋根材です。

屋根葺き替え工事の費用相場


屋根の葺き替え工事の場合、使用する屋根材の種類によっても金額が変わってきます。

そのため詳しい金額については、きちんと業者さんに見積を依頼しなければなりませんが、ここでは大まかな費用についてご紹介しますので、ひとつの参考にしてみてください。

項目 数量 単価 金額
足場設置※メッシュシート込み 250㎡ 1200円 300,000円
既存屋根撤去費用※スレート材 80㎡ 3,500円 280,000円
野地板貼り付け※12mmラーチ 80㎡ 3,000円 240,000円
防水シート張り 80㎡ 1,000円 80,000円
屋根本体工事※ガルバリウム鋼板 80㎡ 8,000円 640,000円
軒先板金(唐草) 35m 2,000円 70,000円
棟板金工事 20m 4,000円 80,000円
資材運搬費 1式 25,000円
産廃費 1式 100,000円
諸経費 10% 181,500円
小計 1,996,500円
消費税 10% 199,650円
合計 2,196,150円

※一般的な戸建て住宅の葺き替え工事の場合(スレート屋根から金属屋根へ変更)
屋根の葺き替えに適した施工時期
屋根の葺き替え工事というのは、施工されている屋根材や防水シートによって耐久年数が変わってきますので、ここでは大まかな施工時期について解説をします。

  • 瓦屋根:20~30年
  • スレート屋根:15~25年
  • 金属屋根:20~25年

基本的に屋根というのは、屋根材とその下に施工されている防水シートで耐久性が決まってきます。

新築時で使用されている防水シートも20年耐久程度のものが多いので、おおむね20年前後では葺き替え工事が必要になってくると認識しておいて大丈夫です。

ただし現状ですでに雨漏りなどが起きてしまっている場合は、防水シートの布や屋根材の劣化なども考えられますので、きちんと原因を特定する必要があります。

そのうえで、応急処置などが難しい場合は、葺き替え工事などもする必要が出てくるケースがありますので、覚えておくようにしてください。

また防水シートについては、最近では30年タイプや長いもので60年耐久の防水シートもありますので、葺き替えの際には屋根材だけでなく、防水シートの品質にも目を配るようにしましょう。

まとめ

屋根は頻繁に確認したり見たりする部分ではないため、葺き替えをする際にはきちんと細部までチェックするようにしましょう。

そのためには技術力も高い専門店に依頼する必要がありますので、実績のある業者を選ぶようにしてください。

また、屋根材や防水シートなども、最近では高耐久な製品が多くなってきましたので、予算なども踏まえて、一番ご自身の希望に合うタイプを選ぶようにしましょう!

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この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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