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【瓦屋根の修理方法】修理の流れや期間、費用相場をご紹介

2021年08月16日

お役立ち情報・コラム

瓦屋根の場合、強風の影響などによって瓦がズレてしまったり、漆喰の一部が取れてしまうことがあります。

この状態を放置してしまうと雨水が侵入してしまうため、下地の腐食や雨漏れにつながってしまいます。

そのようなことからも、屋根に不具合が出てしまった場合は「早期」の修繕をおすすめします。

とはいうものの、

  • どのように修理すればいいのかわからない……
  • 瓦の修理費用ってどれくらいするの?
  • 工事期間ってどれくらいかかるの?

など、さまざまな疑問も出てきてしまいますよね。

そこで今回は「瓦の修理方法や費用」などを解説します。

具体的な工事期間や工事の流れも合わせて解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

瓦屋根の修理方法と工事期間

ひとくちに「瓦の修理」といってもさまざまな修理方法があります。

現状でどのような不具合が起きているのかによっても修理方法が変わってくるため、まずはどのような種類があるのか確認していきましょう。

なおここからは「修理方法」と、それにかかる一般的な「工事期間」を解説します。

漆喰補修

瓦屋根の代表的な部分補修工事といえば「漆喰補修」になります。

漆喰は屋根の「棟(むね)」部分に白く塗られている部分で、雨水の侵入を防ぐ役割があります。

瓦の寿命は長いですが、漆喰部分は経年的な劣化によって硬化していき最終的には剥がれてしまうため、一定期間経ったのであれば「塗り直し」のメンテナンス作業が必要になってきます。

なお作業工期は足場の有無や天候によって変わるものの、おおむね1~4日間程度で完了するケースがほとんどです。

部分葺き替え

傷みや劣化の範囲が限定されている場合や、予算を抑えなければならない場合は「部分葺き替え」を実施するケースがあります。

全面的な改修工事とは違って傷んでいる範囲のみをする工事で、基本的には「応急処置」的な役割の工事になるため、メーカー保証や施工品質保証が発行されません。

ただし、工事範囲も少なくなることからも、予算の抑制と工期の短縮がメリットです。

工事範囲によっても工事期間にバラツキは出るものの、3~7日間程度で完了するケースが多いです。

葺き替え工事

最後に確実な補修工事として挙げられるのが「葺き替え工事」になります。

部分的な補修ではなく、屋根全体を葺き替えていく工事になるため、メーカー保証や施工品質保証を受けることができます。

確実で安心な工事種別になるため、雨漏りによる被害が甚大なケースや、劣化の激しい状態であれば葺き替え工事がいいでしょう。

なお工事期間は、既存屋根の撤去や新しい屋根の作り込みなどをしていくため、基本的には10~14日程度かかってしまうケースがほとんどです。

瓦屋根修理の費用相場


瓦屋根の修理費用は、家の形状や大きさ、立地条件によっても変動していくため、詳細を確認するには正式に見積もりを取るようにしましょう。

なおここでは、瓦屋根の修理にかかる一般的な費用相場を紹介します。大体の予算取りの参考にしてみてくださいね。

工事内容 費用相場※30坪
仮設足場工事 約150,000~300,000円
漆喰補修工事 約250,000~500,000円
部分葺き替え工事※範囲による 約300,000~500,000円
全面葺き替え工事 約1,000,000~2,000,000円
雨漏り調査 無料~300,000円

瓦屋根修理の流れ

ここからは瓦屋根の修理をする際の流れを解説します。代表的な葺き替え工事を例に解説します。ぜひ参考にしてみてください。

【1日目】仮設足場設置
屋根工事は高所作業となるため、安全に作業をおこなうためにも「仮設足場」の設置をします。なお設置期間に関しては、30坪程度の住宅でおおむね1日程度となります。

【2~3日目】既存屋根撤去
仮設足場の設置が完了したら、既存屋根の撤去作業をおこないます。撤去作業は、1〜2日間程度で完了します。

【4~5日目】下地補修・造作
既存屋根の撤去が完了したら、次に下地の造作作業をおこなっていきます。通常は12mmラーチ板などを利用して、下地を造作していきます。

【6~7日目】ルーフィング貼り付け・板金加工
下地造作の次は、ルーフィングの貼り付け作業になります。ルーフィングの貼付け作業が完了したら、板金加工材の取り付けをおこなっていきます。

【8~9日目】屋根本体工事
ここまでの作業が完了したら、いよいよ屋根の本体工事となります。1枚1枚丁寧に葺き上げていき、全体が終わったら棟部分などを仕上げていきます。

【10日目】仮設足場撤去
屋根の工事が完了したら、仮設足場を撤去していきます。なお撤去作業は設置作業と比べて早く完了するケースがほとんどです。

まとめ

瓦屋根の修理にもさまざまな種類があるため、状況に応じて工事内容を決めていく必要があります。

雨漏りを防ぐ意味でも屋根は非常に重要な部位となるため、不具合が発生している場合は放置するのではなく、早期に修繕するようにしましょう。

なお工事範囲によっても金額が変わってくるため、詳細は見積もりを取って確認してください。

お見積もり(現地調査・オンライン)は無料です!

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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