屋根リフォームの際に気を付けたいこと。お得に屋根リフォームするなら工務店がおすすめ!
2021年05月29日
お役立ち情報・コラム
屋根のリフォームというのは、リフォーム工事のなかでも専門性が高い工事内容の一つです。
そのため、きちんとした技術を持った業者さんでないと、リフォームをしたのに雨漏れが起きてしまうなど、かえって不具合が発生してしまうケースがあります。
とはいえ、屋根リフォームの知識がない状態だと、どういった部分に注意するべきなのかもわからないという方も多いのではないでしょうか。
屋根リフォームをするうえで重要な事は、施主側が最低限の知識を付けておくことで、業者選びから工事完了までをスムーズにおこなうことができます。
そこで今回は、基本的な屋根リフォームの知識から注意するべきポイントまで、わかり易く解説をしていきます。
これから屋根リフォームをしようとしている方は、ぜひ本記事を参考に基本的な知識を覚えてみてくださいね!
屋根リフォームの種類
まず屋根リフォームをするうえで最初に覚えておくべきことは、屋根リフォームの種類になります。
屋根リフォームには大きく分けて、
- 部分的な補修(漆喰補修や棟板金交換など)
- 塗装(塗り替え)
- 葺き替え工事
- カバールーフ工事
の4種類の工事種別があります。
部分的な補修工事というのは、文字通り屋根の一部を補修していく工事種別です。
塗装については、コロニアルなどのスレート材が劣化した際に、一番簡単におこなえるリフォーム工事の一つで、主に美観性の向上を目的にした工事の一つです。
重要なポイントは、屋根リフォームをする際に「葺き替え」にするか「カバールーフ工事」にするかということ。
なお葺き替え工事というのは、現状の屋根を全て撤去し新しい屋根を作り込んでいく工事方法で、カバールーフ工事というのは、現状の屋根を生かしてその上から新しい屋根を作り込む方法です。
屋根というのは重量が増えていくことで、地震の影響を受けやすい部分ですが、葺き替え工事の場合、撤去・産廃費用がかかってしまうものの、屋根が重くならないというメリットがあります。
その反面、カバールーフは屋根の重量は嵩んでしまいますが、撤去・産廃費がかからないため、コストを抑えられるというメリットがあります。
どちらもメリットとデメリットがあるため、きちんと理解したうえで工事方法を選択するようにしましょう。
屋根のリフォーム工事で注意しておきたいポイント!
屋根のリフォームをするうえで、注意しておきたいポイントがいくつかあります。
どのようなところに気を付けておくべきなのか?具体的に解説をしていきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
DIYで作業はしない
室内のクロス張替えや塀の塗装など、比較的簡単なリフォームとは違い、屋根のリフォームというのは非常に専門性が高い工事です。
そのため、インターネットなどの情報をもとに素人がDIYをしてしまうと、雨漏りにもつなががってしまいますので絶対にやめましょう。
最初にも伝えたとおり、屋根というのは快適に暮らすうえで非常に重要な部分になりますので、高所作業でもある屋根リフォームは必ずプロに任せるようにしてください。
耐久性や機能性も考えて屋根材を選ぶ
最近の屋根材というのは耐久性も長くなっているほかに、機能性も加わった商品というのが多数発売されています。
たとえば金属屋根などの場合、屋根材表面には遮熱塗装が施されていて、裏面に断熱材が加工されている遮熱性・断熱性がアップした商品もあります。
耐久性も20年~30年近くの製品もあるので、予算と希望にあった商品を選ぶようにしてください。
防水シートにもこだわる
屋根材など、目に見える部分の仕上げ材だけでなく、防水シートにもこだわるようにしましょう。
というのも、屋根というのは屋根材とその下に施工する防水シートの2つで耐久性と防水性が決まってきます。
屋根の防水性を決める内容で、もっとも重要なパーツでもあるのが防水シートになりますので、屋根材と同様にこだわっていく必要性があります。
防水シートは「ルーフィング」と呼ばれていて、種類も多く詳細は見積もりを依頼した業者さんに確認をする必要がありますが、大まかな種別と特徴を以下の表にまとめましたので、参考にしてみてください。
名称 | 特徴 | 代表的な製品 |
アスファルトルーフィング | 安価なため、もっとも多く普及している防水シート。
耐久性は10年前後 |
Pカラー |
改質アスファルトルーフィング | 価格も安価で耐久性も長いので、バランスの取れた防水シート。
耐久性は20~30年前後 |
PカラーEX+
タディスセルフ タディスセルフアーマー ニューライナールーフィング |
高分子系ルーフィング | 釘穴周辺からの水漏れ求める、防水性能が非常に高い防水シート。
耐久性は20年前後 |
ノアガードⅡ
遮熱ノアガードⅡ |
透湿防水ルーフィング | 透湿性・防水性・耐久性に優れた防水シート。
耐久性は50年前後 |
タイベック®ルーフライナー |
相見積もりで価格を比較
屋根のリフォームを依頼する業者さんを選ぶ際には、かならず相見積もりを取って価格を比較するようにしましょう。
というのも屋根リフォームの場合、なかには施工価格が著しく高い業者さんなどもいるため、価格帯というのは比較しておく必要があります。
良識のある業者さんは、施工価格が高すぎたり安すぎるということもありませんので、相見積もりを取って比較するようにしましょう。
保証の有無も確認
屋根リフォームをおこなった際は、保証書の有無も確認するようにしましょう。
葺き替えやカバールーフで工事をした場合、基本的に発行される保証書には、施工会社が発行する「施工品質保証書」と屋根材メーカーが発行する「メーカー保証書」の2通りがあります。
基本的にメーカーが発行する保証書は、主に屋根材自体に関する保証内容となっていることがほとんどなので、きちんと施工会社の保証書が出るかどうかも確認してください。
屋根リフォームの費用相場
屋根リフォームは、どの工事をするかによって費用がだいぶ変わってきます。
また、現状雨漏れが起きてしまっているのか?などによっても、補修する箇所も変わりますので、きちんとした数字は見積もりを取る必要があります。
とはいえ予算取りをする必要性もあると思いますので、ここでは概算でどの程度かかってくるのかについてまとめましたので、参考にしてみてください。
漆喰補修工事 | 10~30万円 |
棟板金交換工事 | 10~30万円 |
屋根の塗替え※シリコン塗料 | 30~60万円 |
葺き替え工事※ガルバリウム鋼鈑 | 200~300万円 |
カバールーフ※ガルバリウム鋼板 | 150~230万円 |
屋根リフォームをするなら工務店がおすすめ!
屋根リフォームをする際には、工事をおこなう専門性と工事後のフォロー体制の2つが重要になってきます。
基本的に工事会社には、
- 塗装屋さん
- 板金屋さん
- 工務店
- リフォーム会社
- 建設会社
などが存在しますが、専門性の高い工事品質の確保と、工事後のフォロー体制がもっとも整っているのは地元に根づいた工務店です。
家全体をトータルでチェックできる体制が整っていることで、何かしらの不具合が発生したとしても慌てて業者さんを探すこともありません。
そのため、各施工店ともパイプを持っている工務店であれば、工事箇所はもちろんのこと、工事箇所以外で出た不具合なども気軽に相談することができますのでおすすめです。
まとめ
屋根リフォームは雨風を凌ぐ非常に重要な部分の工事でもあるため、きちんと施工実績のある業者さんに依頼するようにしましょう。
また工事実績以外にも、保証書の有無なども非常に重要になってきますので、正式に依頼してしまう前に確認するようにしてください。
住まいる工務店は、屋根リフォームを含むあらゆる建物トラブルをすべてお任せいただけます。
この記事の筆者
住まいる工務店
「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。
保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士