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外壁材の種類と選び方

2023年03月14日

お役立ち情報・コラム

外壁塗装を考えているけど、どの外壁材を選べばいいか悩む方も多いのではないでしょうか。 外壁材は沢山の種類があり、それぞれに特徴があります。 今回は、外壁材の種類やメリット・デメリット、選び方のポイントについて解説していきますので、ぜひ参考になさってくださいね。

外壁材の種類

外壁塗装に使う外壁材で、主に使われている7種類の特徴についてご紹介していきます。

窯業系サイディング

サイディングとは工場で製造された外壁用の板のことで、高品質であるにもかかわらず、タイルやモルタルよりも費用を安く抑えられるのが特徴です。そのなかの1つである窯業系サイディングは繊維質やセメント質などを原料にして作られており、価格・デザイン・性能のバランスがよく、色合いも豊富に選べることから現在日本の住宅で高い人気を誇っています。
ただし窯業系サイディングには防水機能がなく、表面の塗膜が劣化すると水がボード内に侵入し、変形やひび割れなどの症状があらわれてくるようになります。劣化の傾向が見られたときは業者に連絡を入れて、修繕が必要かどうかチェックしてもらいましょう。

金属系サイディング

金属サイディングは、ガルバリウム鋼板や溶融亜鉛メッキ鋼板・ステンレス鋼板・アルミニウム合金などが含まれている金属板です。軽量なので建物にかかる負担が抑えられ、耐震性に優れています。また断熱性・耐凍害性・防音性も高く、重ね貼りにも適しているという特徴があります。
しかし、金属の特性から錆びやすく傷がつきやすいのがデメリットです。また使用する金属の種類によって費用や強度が大きく異なるため、予算を確認にしながら使用するかどうか判断しましょう。

樹脂系サイディング

樹脂系サイディングは、アメリカなどでよく使われている外壁材です。耐久性の高さが魅力で、酸性雨や厳しい寒さにも強く、傷もつきにくいタイプといえます。また継ぎ目のないオープンジョイント工法で製造されているため、コーキングの劣化を心配する必要もありません。
また、表面に塗料を塗るのではなく、外壁材自体に顔料が練りこまれているので再塗装も不要です。このようにたくさんのメリットがある樹脂系サイディングですが、日本では普及が進んでいないため、扱える施工会社が少ないことに注意しましょう。

木質系サイディング

木質系サイディングは、その名の通り木材を使用して作られたサイディングのことを指します。断熱性に優れているほか、自然の温かみを感じながら過ごせる点がメリットです。
しかし木材の特性により、防水性が切れると水分を吸収して腐敗しやすい点がデメリットとして挙げられます。劣化を防ぐためにも、こまめにメンテナンスをすることが大切です。

モルタル

モルタルはセメントと水・砂を使用して作った材料のことを指します。サイディングのように工場で生産するのではなく、現場でプロの職人が壁を作り上げるため、デザインの自由度が高い点が魅力です。また継ぎ目がないため、さまざまな形状の壁に施工できます。
しかし、工場で生産されているものではないため、施工する職人のスキルによって仕上がりや耐久性に大きく差が出る点に注意が必要です。モルタルを選択する場合は、実績のある会社を選んで依頼するようにしましょう。

タイル

タイルは粘土を主成分とした原料を板状にして焼き固めた外壁のことを指します。モルタルと同様、耐久性に優れているほか、耐摩耗性・耐水性も高く、メンテナンスの頻度を減らすことができるでしょう。
しかしその機能性の高さにより、施工にかかる費用が高額になる点がデメリットです。また、タイルのくぼみ部分には湿気が溜まりやすいので、「浮き」や「剥がれ」に注意しつつメンテナンスをする必要があります。

ALC

ALCは軽量気泡コンクリートとも呼ばれ、こちらは工場で生産されたALCボードを現場で組み合わせて施工する外壁材となります。非常に軽いうえに、耐火性・断熱性に優れているのが魅力です。しかし水や湿気を吸いやすく、防水性に不安があるため、仕上げに塗る塗料には防水性が高いものを採用するケースがほとんどです。

外壁材の選び方

ここからは、外壁材を選ぶ際に知っておきたいポイントについてご紹介します。

こだわりたいポイントを明確にする

外壁材は種類ごとに特徴が異なるため、選ぶ際にこだわりたいポイントを絞っておくと効率的です。たとえば、デザインを自分好みにしたい場合はカラーバリエーションが豊富な窯業系サイディングなどが適しています。また価格を抑えたいのであれば、コストパフォーマンスに優れた外壁材がよいでしょう。

こだわりがないなら窯業系サイディングがおすすめ

特にこだわりがない場合は、窯業系サイディングを選ぶことをおすすめします。窯業系サイディングは現在日本の住宅のおよそ70%で使用されているメジャーな素材であり、費用やデザイン・機能のバランスが整っています。実際に住んだ後、さまざまな要望が出てきたとしても窯業系サイディングであれば柔軟に対応できるでしょう。

 

外壁材の種類によって、住まいの外観や施工費用、メンテナンスの頻度などは変わってきます。住宅を長持ちさせて快適な生活を送るためにも、外壁材の特徴をしっかりと押さえて依頼してみてくださいね。

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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