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畳について

2023年01月05日

お役立ち情報・コラム

近年の住宅では、和室のない家も珍しくなくなりましたね。
それでも、時代は変化しても和室は欲しい!畳コーナーを作りたい!と思われる方も根強いのではないでしょうか。
今回は、畳についての基本的な知識として、畳の用語や住宅に使われる畳の種類についてお伝えします。

畳の基本用語

畳の部屋を作る際には、畳の仕様について検討する必要があります。その際、知っておきたい畳の基本的な用語について確認していきましょう。

畳表(たたみおもて)

畳の表面の仕上げのことで、イグサと呼ばれる植物や和紙や化学繊維を編んで製織され、産地や編み方、製造方法などによって特選品から普及品までグレード分けされています。

畳縁(たたみへり)

畳の長辺に縁取られる布のことで、色や柄など豊富な種類から選ぶことができます。
畳縁のない畳(琉球畳)も空間がすっきりとモダンな印象になるため、人気を集めています。

畳床(たたみとこ)

畳表を縫い付ける土台のことで、ワラなどの天然素材やインシュレンボードとポリエチレンフォームでできた化学床(建材床)があります。
ワラで化学床をはさむようにして生成されたハイブリットな畳床もあります。

イグサ

畳表の材料となる多年性の植物で、畳表となるために刈り取り、泥染め、乾燥の過程を経ます。

国産、中国産

イグサの産地のことで、国産のイグサの方が一般的に高級品として扱われ、耐久性も高く、長年使い続けることができます。
中国産は国産に比べて表面がもろく、弾力性がなく、色味にムラがあるのが特徴ですが価格が安いため、広く普及しています。

畳の基本的な種類

畳には様々な種類があり、部屋の仕様用途やこだわり、雰囲気に合わせて使い分けることができます。
基本的な種類を確認しましょう。

縁つき畳

畳の中でも最も一般的で、長手方向に畳縁がある畳です。畳縁は一般的には布ですが、様々な色柄がありますので部屋の雰囲気や好み、使う人の性別などによって使い分けましょう。

縁なし畳

畳縁がない畳のことで、琉球畳や琉球風畳と呼ばれます。
畳コーナーの畳としても人気で、モダンですっきりとした印象の和室に仕上げることができます。

ダイケン畳(和紙畳)

畳表の素材がイグサではなく和紙でできていて、様々な織り目のパターンや色を選ぶことができます。イグサに比べて変色が少ないという特徴があります。

建材畳

耐久性の高い化学繊維を畳表とし、優れた耐久性と豊富なデザインとカラーバリエーションが魅力です。
汚れ等に強いですが、熱には弱いという特徴があります。

黄金表

イグサを黄金色に変色させた後に、畳表として織り上げる方法です。

カラー畳

イグサを色染めした後に織り上げて作られ、天然素材にこだわりつつ、畳の個性的な色を楽しみたい人におすすめです。

以上、畳の基本的な用語と種類についてお伝えしました。

畳は香りや質感で人の心を落ち着かせ、クッション性や吸湿性などの特性により、生活を安らかで気持ちのよいものにしてくれます。
和室や畳敷きの部屋、畳コーナーを作る際には、部屋の雰囲気やお好みのイメージ、用途に合わせて最適な畳を選べるといいですね。

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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