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高齢者が住みやすい家って?

2023年02月14日

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長年住んできた愛着のある家には、できるだけ長い間住んでいたいものですね。でも自宅内の段差や階段は、高齢者さんにとって心配の種です。ここでは、自宅内での転倒や転落をどう防ぐかについて解説していきます。

高齢者にとって段差や階段は心配の種

厚生労働省の人口動態統計によると、高齢者の家庭における不慮の事故の死因は、溺死および溺水、窒息に続き、転倒・転落・墜落が19.8%を占めています。20%近いのですね。

高齢者の家庭における主な不慮の事故による死因別死亡数

高齢者はわずかな衝撃でも骨折しやすく、また治りも遅くなります。住み慣れた自宅だからこそ、些細なことが原因で起こる事故は避けたいものです。

転倒防止のためにできるだけ段差をなくす

家の中での転倒を防ぐためには、段差をなくすこと、もしくはそれが難しい場合でも、できるだけ段差を低くすることがポイントです。

歳を重ねると、足腰が弱くなって視力も落ち、少しの段差でもつまずいてしまいます。また、すり足気味に歩くことの多い高齢者は、カーペットや座布団、バスマットなどに足を取られることもあるので、注意が必要です。

たとえば、玄関の上りかまちに「式台」と呼ばれる一段低い板敷きを設置すれば、段差が分割されて上り下りがしやすくなります。
また、階段や廊下には手すりをつけるとよいでしょう。視力の低下をカバーするために、足元を照らすフットライトも有効です。

階段の勾配をゆるくすると転落防止につながる

急角度で一直線に続く階段は、高齢者さんでなくても怖いものです。
家づくりの際には、階段の勾配をゆるやかにし、「蹴上げ(一段の高さ)」も低くしましょう。踊り場を設けて途中で折れ曲がるようにすれば、万が一転倒したとしても、一番下まで落ちるのを防ぐことができます。

他にも、床につまずきそうな物を置かないようにしたり、すべりやすい靴下やスリッパは履かないようにしたりするなど、普段のちょっとした工夫も事故の予防につながりますよ。

この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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