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カーポートの耐用年数と交換時期の目安についてご説明

2021年08月28日

お役立ち情報・コラム

カーポートを設置する際に気になることといえば「耐用年数」や「交換時期」ですよね。

特に賃貸物件のオーナーだった場合、減価償却をする際の耐用年数はどれくらいにすればいいのか気になるところ。

また屋外環境に設置するカーポートは、早々に壊れそうにはないものの「できるだけ寿命は長く持たせたい……」という方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、

  • カーポートの耐用年数とは?
  • カーポートの寿命と長持ちさせるコツ

などをプロの視点からわかりやすく解説していきます。

これからカーポートを設置する方や新しく交換される方などは、ぜひ本記事を参考にしてみてくださいね。

カーポートの耐用年数と寿命について

毎年の減価償却をしていくうえで、カーポートの耐用年数が「どの程度の期間になるのか」は重要です。

また法律で定められた耐用年数とは別に、実際にどれくらいの寿命があるのかも知っておきたいところですよね。

そこでここからは「カーポートの耐用年数」と「実際の寿命」などを解説していきます。

耐用年数は15年

まず国の定める耐用年数になりますが、カーポートは「減価償却資産の耐用年数表」に記載されている構築物に分類がされます。

カーポートという項目・種別はありませんが「露天式立体駐車設備」といった細目があるため、カーポートが該当するのはこの項目と考えるのが一般的です。

なお露天式立体駐車設備の耐用年数は「15年」とされているため、カーポートの耐用年数は15年となります。

カーポートの寿命って?

税制上の耐用年数は15年になりますが「実際にどれくらいの寿命があるのか?」という部分が気になりますよね。

カーポートは素材がアルミ製でできているため、基本的に鉄のようにすぐに錆びてしまう心配がありません。

ただし紫外線による影響でポリカーボネイト製の屋根が劣化したり、突風や塩害などさまざまな要因でカーポート自体が破損してしまうケースはあります。

このようなことからも、一般的には「15年から20年程度が寿命」と考えている専門家は多いです。

カーポートの耐用年数と寿命を長く持たせるには?


屋外に設置されているカーポートは、紫外線などの影響によって劣化をしていきます。

とはいえ、設置費用も安価ではないため「できるだけ長持ちさせたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは「カーポートを長持ちさせるコツ」と「交換時期の目安」などを解説していきます。

定期的な洗浄

カーポートはアルミ製のため、基本的にすぐに錆びてしまう心配はありませんが、絶対に錆びないわけではありません。

特に海岸沿いのいわゆる「塩害地域」の場合、一般的な地域よりも錆の進行も早いため、定期的に洗浄をしていくようにしましょう。

ホームセンターなどで販売されている「簡易的な高圧洗浄機」などを利用すると、手作業に比べて効率的に洗浄ができるためおすすめです。

ゴミの除去

カーポートは屋外環境のため、木の枝や葉など、さまざまなゴミが飛来してきます。

特に屋根の部分に飛来してきたゴミは、そのまま雨樋部分に流れていくことが多いため、蓄積していくと詰まりの原因になってしまいます。

ゴミが詰まっている状態の雨樋は「水捌け」が著しく悪くなり、水が溜まってしまい「錆の発生」の原因になってしまいます。

一度錆びてしまうとどんどん進行してしまうため、洗浄と同様に定期的なゴミの除去もしましょう。

メンテナンスの注意点

カーポートの洗浄やゴミの除去作業などをしている際に、屋根部分の作業をすることがありますが、屋根の上に乗ることはやめましょう。

カーポートの屋根は、基本的に人が乗っても大丈夫な強度ではありません。そのため、そのまま知らずに乗ってしまうと屋根が破損してしまいます。

また屋根の上に乗って破損してしまうと、そのまま落下してしまい怪我をしてしまうこともあります。そのため、屋根の上を掃除する際には、脚立などを利用して作業するようにしましょう。

交換時期の目安

カーポートの寿命は、先程解説したように15年から20年程度とされています。

立地条件や環境によっても劣化状況が変わってくるため、一概に交換時期が決まっているわけではないものの、基本的には「壊れたタイミング」で交換するケースが多いです。

例えば「紫外線劣化によって屋根が反ってきた」「飛来物によって破損した」のようなタイミングが交換のタイミングです。

まとめ

基本的にカーポートを減価償却していく際には、耐用年数を15年で考えていくようにしましょう。

ただし実際の寿命は環境によっても変わってくるため、劣化が進んだタイミングや壊れてしまったタイミングで交換をしましょう。

なお日々のメンテナンス作業をする際には、屋根に乗らないように注意しつつ、掃除やゴミの除去をするようにしてくださいね。

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この記事の筆者

住まいる工務店

「住まいる工務店」は、業界歴15年、住宅リフォーム工事を中心とした各種内外装リフォーム全般(塗装工事/外壁工事/屋根工事/水廻り改修/室内リフォーム/設備機器交換/エクステリア/不用品処分/他)を行っております。親切丁寧をモットーに、小さな修理から大規模な改修まで、住まいに関するお悩みに寄り添います。快適な暮らしを支える住環境のパートナーとして、末長くお付き合いさせていただけたらと思います。従業員一同、感謝の気持ちを胸に、日々の業務に取り組んでいます。

保有資格:1級建築施工管理技士/1級塗装技能士/リフォームスタイリスト/雨漏れ診断士

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